美しく作り込む事と、耐久性を持たせる事は、無二の製品作りにおいては欠かせない要素です。そしてこの二つは一見、「美しく作り込んでいるなら耐久性もあるでしょう」と、同じ要素にも感じます。しかしこの「美しさ」と「耐久性」は似ても似つかない全く別の要素になります。※無二独自の考え方ですのであしからず。。。書いているうちに、少しマニアックな内容になってしまいましたm(_ _)mごめんなさいf^^;
「美しく、綺麗に作られているから、きっと長持ちするんだろうなぁ〜」
色んな製品を見たり手に取ったりして、そう感じる場面は多々あると思います。決して間違いではありませんしその通りなのです。が、、、実際のところ、耐久性については使ってみないとわかりません。実際に使ってみたところ、思っていたよりも早くダメージが出てきたり、型崩れを感じたり、そういった経験をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
・美しいからといって、、、耐久性があるかどうかわかりません。
この部分に関しましては、財布ですと、最近は薄く薄くでスマート傾向が強い時代です。スマートだから美しいのか?縫製や素材が綺麗だから美しいのか?、、、見た目の印象については、人それぞれの価値観がありますのでどちらが正解かはわかりません(笑)どちらも正解だと思います。
しかし、壊れるか、壊れないかという部分については、使った結果として分かりますが〜スマートで美しい財布だったから壊れなかったのか?縫製や素材が美しかったから壊れなかったのか?いかがでしょうか??ちょっと違う気がしませんか?
この部分に関しましては、財布ですと、最近は薄く薄くでスマート傾向が強い時代です。スマートだから美しいのか?縫製や素材が綺麗だから美しいのか?、、、見た目の印象については、人それぞれの価値観がありますのでどちらが正解かはわかりません(笑)どちらも正解だと思います。
しかし、壊れるか、壊れないかという部分については、使った結果として分かりますが〜スマートで美しい財布だったから壊れなかったのか?縫製や素材が美しかったから壊れなかったのか?いかがでしょうか??ちょっと違う気がしませんか?
耐久性という部分は、革のパーツそのものから繋がっているものだと思います。
全体的に薄く構成するためには、パーツ一つ一つを薄くしなければいけません。革を薄くする時は革の表面の裏側に存在する繊維質を削ぎ落とします。薄くしようとすれば0.2mmぐらいにもできますが、それでは革の耐久性を担っている繊維部分が無くなってしまいパーツ自体の耐久性がゼロになってしまいます。耐久性を保つには、この繊維部分の残し方、革を薄くし過ぎない事が重要になります。
無二では革パーツの耐久性を失わない範囲内での厚み調整を施しています。もちろん、その時々の革の状態によっても数値を調整しています。※具体的な数値は非公表。
薄さも意識しておりますが、薄くなり過ぎない様に配慮し、収納してもあまり膨れ上がらない構成が特徴です。更に、切り目のコバ部分を何度も削りと磨きを繰り返して仕上げる「コバ磨き仕立て」する事で全体的な耐久性アップに繋げています。
全体的に薄く構成するためには、パーツ一つ一つを薄くしなければいけません。革を薄くする時は革の表面の裏側に存在する繊維質を削ぎ落とします。薄くしようとすれば0.2mmぐらいにもできますが、それでは革の耐久性を担っている繊維部分が無くなってしまいパーツ自体の耐久性がゼロになってしまいます。耐久性を保つには、この繊維部分の残し方、革を薄くし過ぎない事が重要になります。
無二では革パーツの耐久性を失わない範囲内での厚み調整を施しています。もちろん、その時々の革の状態によっても数値を調整しています。※具体的な数値は非公表。
薄さも意識しておりますが、薄くなり過ぎない様に配慮し、収納してもあまり膨れ上がらない構成が特徴です。更に、切り目のコバ部分を何度も削りと磨きを繰り返して仕上げる「コバ磨き仕立て」する事で全体的な耐久性アップに繋げています。
薄くなったスマートさ故に、収納しすぎるとパンパンに膨れ上がる度合いも強くなり、型崩れにつながる場合があります。薄めの財布を使われる方は、収納のしすぎには注意してください。貯まった領収書やあまり使わないカード類を別でまとめるなど、こまめな整理整頓が長持ちの秘訣です。
そして次のこの課題〜
・耐久性があるかといって、、、美しいかどうかはわかりません。
先ほどとは逆の発想で、耐久性を持たせたければ「パーツを厚くすれば良いんじゃないの?」と思うはずです。はい、もちろん間違いではありません(笑)しかし厚くなり過ぎると、それは美しいと言えるでしょうか・・・?!財布として使用するのに、特殊な場合を除き、オーガナイザーの様な大きさは必要ありません。厚みも、全てが詰まっている辞書の様な厚みも必要ありません。耐久性はバツグンでも、使い易いサイズ感から外れてしまうと、さすがにちょっと違いますよねf^^;
革の厚みでスペースが取られてしまえば収納量に影響しますし、革がカッチカチでは使いづらく、見た目の印象も美しいとは言えなくなります。
・耐久性があるかといって、、、美しいかどうかはわかりません。
先ほどとは逆の発想で、耐久性を持たせたければ「パーツを厚くすれば良いんじゃないの?」と思うはずです。はい、もちろん間違いではありません(笑)しかし厚くなり過ぎると、それは美しいと言えるでしょうか・・・?!財布として使用するのに、特殊な場合を除き、オーガナイザーの様な大きさは必要ありません。厚みも、全てが詰まっている辞書の様な厚みも必要ありません。耐久性はバツグンでも、使い易いサイズ感から外れてしまうと、さすがにちょっと違いますよねf^^;
革の厚みでスペースが取られてしまえば収納量に影響しますし、革がカッチカチでは使いづらく、見た目の印象も美しいとは言えなくなります。
この様に、美しさを維持しながら耐久性を持たせるという事は、実はとても繊細な部分になります。何度も何度も試行錯誤を繰り返して、丁度良い厚みやサイズ感を導き出すにはすごく時間が掛かります。実際に時間が掛かりました。もちろん、現在も良さそうな案が浮かべば試行錯誤を繰り返し、良いと思ったものは取り入れています。ようやく馴染んで来た頃にダメージが出てはいけませんので、日々進化出来るように製作と向き合っています。
少しというか、だいぶマニアックな内容になってしまいましたf^^;
これから財布や革小物の買い替えやご購入を検討されていらっしゃる方は、無二以外の製品チョイスにも是非参考になさって頂けますと嬉しいです♪そしてコードバン製品をご検討の際は、是非、無二も候補に加えてください(^^)
大変お待たせしてしまいますが、、、その分、手に取って頂いた時に満足度を感じて頂ける作り込みで一点一点しっかりと製作させて頂きます!
そろそろ桜のシーズンも近づいてきました。皆さんも季節の変わり目で体調を崩されないよう気をつけて下さい♪僕も体調管理に気をつけて製作に向き合っていきたいと思います。
Thank you!
コードバンレザーブランド「無二」
主宰 宮崎泰二
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