日本の革職人が作る高級財布!ラウンドファスナーウォレット篇(5)

マットーネ ラージウォレット by cocomeister(品番:45014001)

マテリアルのご紹介

イタリアの老舗タンナーであるバダラッシ・カルロ社の伝統的な製法である「バケッタ製法」により作られた皮革マットーネを使用。表面は革らしいシボ感を持ちながら、オイルをたっぷり含み、表面が卵白により磨かれているため、品のある光沢が特徴的です。使い込む程、色は深みを増し、美しい光沢へと変化していきます。手にもつと温もりさえ感じさせてくれる程の優しい質感はいつかでも手に取っていたくなる。千年という長い年月を経て受け継がれている伝統的な製法は、より革の品質を重要視した製法であり、効率化とは対照的に手作業でオイルを馴染ませていく必要があるようです。たくさんのオイルを含んでいるため、普段のメンテナンスは防水スプレーや乾拭きなどを行い、表面の感想を感じたところで、保湿クリームを馴染ませれば良いようです。使うごとに愛着を感じられる皮革です。
ライニングは、厳選した欧州のヌメ革を使用しています。一切生地を使わず、ヌメ革のみで作られています。厳選に厳選を重ね、現在ではヨーロッパのヌメ革を使用しています。ヌメ革とマットーメとのコントラストは特に美しく、使うごとに味を深める内装には、革好きでなくとも感動を覚えます。最初は少し固さを感じるが、使うごとに繊維がほぐれ、柔らかくなっていくのが、この革の特徴です。温かみのある質感は、いつまでも触っていたくなるほどの肌触りが良いです。本場ヨーロッパのヌメ革は、手に入る数が限られており、さらには納期が不鮮明なため、日本の中では、あまり使用されていないのが現状だそうです。ヨーロッパの皮革は、原皮が優秀なため、表情や質感、発色などが特に優れていると感じます。
カラーバリエーションは、オールドブラック・ブランデー・ビターチョコ・オリーブ・ブルーハワイの全5種展開です。
※引用先:http://cocomeister.jp/store/g/g45014001/

形状のご紹介

マットーネ ラージウォレットはラウンドファスナータイプです。内装は総ヌメ革で作られています。カード収納は8つあり、さらにマルチポケットを2つ備えていますので、紙幣や小銭の他に領収書などを入れることもできます。開口すると、両サイドにダブルマチが備わっているので安心して開きます。センターにはコインポケットがあり、程よくハリのあるヌメ革が十分に強度を保ってくれます。

まとめ

マットーネ ラージウォレット by cocomeister(品番:45014001)

マットーネ ラージウォレットは実際に手に取ると軽く、そして手に持った際のなんとも言えない暖かさを感じさせてくれる財布です。作りは一般的なラウンドファスナーウォレットですが、表面のマットーネとライニングのヌメ革の絶妙なバランスが美しいと思いました。ココマイスターは普遍的な革小物に、一般的には供給の難しい素材やカタチに適したマテリアルをコーディネートするのが秀逸なブランドであると感じました。この財布も、単に購入時に美しいというだけでなく、"使って育てる"を前提にした財布だと思います!

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