水洗いができる革専用の洗剤がある!革愛好者なら知っておきたいこと

革製品を愛する人達にとって共通の悩みと言えば、"汚れ"をどうするかですよね。革は「水に弱い」と言われているので水洗いはできないし、渇いたタオルで拭くだけでは完全に汚れが落ちない。うーん、困った......。そんな人も多いのではないでしょうか。
なかには汚れが気になったらドライクリーニングに出すという人もいると思います。でも、それにもいろいろなデメリットがあるようです。

ドライクリーニングのデメリットとは?

革製品を初めてドライクリーニングに出した人が驚いたこととしてよく聞くのが「値段が高い」「時間がかかる」の2つです。まず値段は革以外のものと比べて割高で、1点につき5千円〜2万円ほどかかる場合があります。1点でこの値段だと、なかなか気軽に出すというのは難しいですよね。さらに、時間も結構かかるもので、数週間から1カ月以上かかることもあるのだとか。これでは最も革製品を身に付けたいシーズンに、自宅にはなくクリーニング屋にある、なんていうことも十分に考えられます。このようなデメリットを回避する方法はないのでしょうか?なんとか自宅で汚れの対策をしたい......実は、あるんです。その方法が!

自宅で水洗いオーケーの革専用洗剤がある!

現在はネットでも革製品に使える水洗い用の洗剤が販売されています。 値段も千円〜数千円と比較的リーズナブルなので、革製品を愛用している方はぜひこの洗剤の使い方を覚えておいてくださいね。革専用洗剤にもいくつかタイプがありますが、まずはポピュラーなものから紹介します。「スウェードシャンプー」や「レザーシャンプー」と呼ばれるもので、頭を洗うシャンプーのような液体と泡状のものがあります。効果は同様ですが、液体の場合は原液のまま使うか、薄めて使うかに分かれるので事前に必ずチェックするようにしてください。

使い方は簡単です。
①革製品をブラッシングした後、濡れたタオルで全体にゆっくり丁寧に水を含ませる。
②スポンジなどにスウェードシャンプーを含ませ、泡立たせてから革製品を洗う。
③洗い終わったら、新しいスポンジに水を含ませ、泡を完全に取り除く。
④陰干しをして乾燥させる。

洗濯機でも使えるって本当!?

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レザージャケットが汚れてしまったとき、「これを洗濯機で丸洗いできたら」と思いますよね。それも可能で、たとえば「革るん」という洗剤では次の方法で洗濯が可能です。

①汚れが目立つところを水で薄めた革るんをつけたスポンジで拭く(その前に目立たない場所で色落ちしないかのチェックも)。
②レザージャケットを「洗濯用ネット」に入れ、革るんと柔軟剤を入れて洗濯する。
③陰干しをして乾燥させる。

たったこれだけで終了です。簡単ですよね。スウェードシャンプーも「革るん」も、革製品を水洗いできる洗剤に共通しているのは「中世または弱酸性」であることです。これが実はとても重要で、アルカリ性の洗剤を使ってしまうとレザーを傷める原因になると言われています。

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自宅で水洗いすることのメリット

自宅で水洗いをするには「色落ちはしないか」「自分がもっている革製品に使える洗剤か」など事前によく革製品と洗剤の相性などをチェックする必要がありますが、やり方をちゃんとマスターすればメリットはたくさんあります。何よりもまず、値段がリーズナブルで、時間も1〜2日で終わらせられます。これだけでも革製品の汚れに悩んでいた人にとっては朗報ではありませんか?さらに、ドライクリーニングではなく水洗いをすることでカビや汗じみなどの水溶性の汚れを取り除くことができて、臭いも撃退することが可能です。これを読んで革専用の水洗い洗剤があると知った革愛好者の方は、早速チェックしてみてくださいね!

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