これだけあれば自宅でも簡単お手入れ完了!? 皮革製品メンテナンスのプロが教える、オススメアイテム

井荻駅徒歩1分にある小さなお店・靴とバッグの修理店doek。ここの店長を務める高見雅治さんは、国内バッグメーカーに6年間勤務したのち、百貨店の靴修理工房で高級紳士靴の修理業を学んだ、皮革製品の修理・メンテナンスのプロ。お客様から預かった革製品一つひとつの特徴をしっかり見て、その革に合ったお手入れをすることで、都内からはもちろん、遠方からも「ぜひ修理してほしい」とお客様の愛用アイテムが送られてくるそう。「難易度の高いものであればあるほど、なんとかキレイにしたい! 期待に応えたい! と燃えちゃいます」。そう話す高見さんに、自宅でケアするためのオススメお手入れアイテムを教えてもらいました。

迷ったらとりあえず持っておきたい基本の3アイテム

まず持っておきたいのは、スウェード、エナメル以外のどんな革にも広く対応できる次のアイテム。

皮革に潤いと栄養を与える「皮革用ローション」

迷ったらとりあえず持っておきたい基本の3アイテム

皮革用ローションは、表面についた汚れを落とし、潤いと栄養を与えることで、皮革の柔らかさを維持します。自然なツヤも生まれ、1本あればお手入れに困りません。

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繊細な小物類にも使える「デリケートクリーム」

繊細な小物類にも使える「デリケートクリーム」

デリケートクリームは、水・油・ロウの配合のうち、油とロウが少なめで水分が主体のクリーム。カバンや小物など、さらっとした仕上がりを求めたい際にも使える一品です。ツヤ出し効果はほとんどありませんが、ツヤをおさえた自然な風合いが生まれます。

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美しいツヤを出す「アニリン・カーフ(ANILINE CALF)クリーム」

美しいツヤを出す「アニリン・カーフ(ANILINE CALF)クリーム」

ツヤを求めたい方には、アニリン・カーフクリームがオススメ。浸透性に優れ、潤い、栄養を革にしっかり与えた上、重厚感のある光沢をもたらしてくれます。

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ビジネスマンなら、牛革用の靴ケアクリーム

ビジネスパーソンなら1足は持っている黒の牛革の靴。その基本のケアは、黒の靴クリームが1本あれば大丈夫です。無色があればどの色の靴にも使えますが、黒の革靴への補色という意味でも黒色を選ぶといいでしょう。
靴クリームを選ぶ際は、「靴の色に合わせる」が基本ですが、靴の色より少し薄い色を選ぶこと。靴より濃い色だと、靴自体の色合いが濃く変わってしまいます。
靴クリームを靴に塗り込む時には柔らかい布を使うほか、細かなところまで均等にクリームを入れるために小さなブラシ(ペネトレートブラシ)を使うと便利です。

クリームは好きな香りで選ぶのもアリ

クリームを選ぶ際、用途や色である程度絞ったあとは、クリームの香りで選ぶのもアリです。自宅でケアする際、匂いが気になる(好きになれない)クリームだと、ケアが億劫(おっくう)になってしまうことも......。シアバター入りのほのかな香りがするクリームなど、さまざまな種類がありますので、手にとって好みのものを選びましょう。

靴ケアクリーム

高見さんの好きな香りは、こちらのシアバター入りのクリーム。

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靴ケアクリーム」

他には、このような柑橘系の香りのするものもあるそうです。
足元の美しさは、人の印象を変えるほど。好きな靴や小物を長くキレイに使い続けられるよう、まずはここでご紹介したアイテムから買いそろえてみては。

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お話を伺った人

お話を伺った人
大学卒業後、国内バッグメーカーに6年間勤務。独立開業を目指し、都内百貨店の靴修理工房に転職、高級紳士靴の修理業を学ぶ。その後、靴修理をメインとしたライフスタイルショップの店長を務め、2014年に独立。靴とバッグの修理店doekをオープン。皮革製品の修理、メンテナンス業務を行っている。

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