冠婚葬祭でNGな革靴って? 5つのタイプから考察

ひと口に革靴と言っても、フォーマルなものからカジュアルなものまで、その種類は千差万別。そこで今回は、利用頻度の高い5つのタイプについて紹介します。新しく革靴を購入しようとしている人は、参考にしてみてください。


フォーマルシーンの革靴はシンプル・イズ・ベスト

前提条件として、冠婚葬祭などのフォーマルシーンでは礼節を重んじるため、メダリオン(穴飾り)などの装飾が施されたものは避けるのが好ましいとされています。また、鳩目(靴紐を通す穴)のある羽根の部分が甲の部分と一体化している「内羽根式」はフォーマル向き、一体化していない「外羽根式」はカジュアル向きと考えるのが通例。つまり、飾り気のないシンプルなものが好ましいというわけです。

それを踏まえたうえで、フォーマルシーンで使える革靴の代表格とも言えるのがトゥ(つま先)の部分に真一文字の切り替えが入っている「ストレートチップ」。なかでも黒色の内羽根式が冠婚葬祭に最も適していると言われています。

また、飾りが何も付いていない「プレーントゥ」もフォーマルな一足です。ビジネスシーンでも活用できるので、何足か持っておくとローテンションで使えて、手入れもしやすくなるので長く使えます。


冠婚葬祭でNGな革靴って? 5つのタイプから考察


エレガント! 男前! でもフォーマルでは使えない革靴たち

英国発祥の「ウイングチップ」は、トゥ部分が翼のようなWのかたちになっているのが特徴。その多くにはメダリオンが施されていてとてもエレガントなのですが、前述したとおりフォーマルシーンにはやや不向き。ビジネスシーンやカジュアルなパーティで使うのが理想です。

また、トゥ部分がU字になっている「Uチップ」も幅広でとても男らしさが漂うのですが、いざフォーマルシーンとなると向いているとは言えません。もともとゴルフシューズを起源としていることもあり、スーツに合わせるよりは、ジャケットなどのビジネスカジュアルなスタイルで利用したいところです。


ローファーはカジュアルスタイルの代名詞

そして最後に、アメリカントラディショナルの定番である「ローファー」。英語で "怠け者"を意味することからも、やはりフォーマルでは履くべきではないタイプと言えます。スーツをカジュアルに見せるなど、外し的な使い方はできますが、冠婚葬祭などの場面では避けたほうがいいでしょう。

いくら身だしなみに気を使っていても、シチュエーションに合った靴を履いていないと思わぬ恥をかくことも。もし今まで間違ったコーディネートをしていたという方は、これを機に自分のスタイルを見直してみるといいでしょう。


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