世界には多くのタンナーがあり、数万社ともいわれておりますが
中でもベジタブルタンニン鞣しで有名なのがイタリアの皮革です
La Perla Azzurra社、ワルピエ社、テンペスティ社など
日本ではおなじみのタンナーが数多く存在する中
その中でも特に異彩を放つタンナーとして有名なのが
フィレンツェにあるカルロ バダラッシ社です
創業者であり、研究家でもあるカルロ氏が自身の理論を実証するために
1000年以上前からのバケッタ製法という革の鞣し技術を忠実に再現し、
牛脚油を芯まで浸透させることにより、他の追随を許さない
独特の素材を生み出すことに成功しました
プエブロのコインケース"ventaglio"
スムースレザーのミネルバリスシオを基軸に
手もみ加工のボックス
表面をヤスリがけしたプエブロ
ロウ引きのナッパ、ウェットバックのチグリ
2度染めのハバナ、ナイフで傷をつけたアキャブ
床面を表面としたリバースなど
前衛的な発想で次々と素材を生み出し
そのどれもが、色やツヤの変化が一味違う
素晴らしいエイジングを見せてくれます
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