Bryan Lawson
デザイン といっても、現在はあらゆる場面で広く使われる言葉となり
様々な意味合いを持ちます。
革職人である自分にとって、食肉の副産物である皮が鞣されて革となり
それを扱うことで、どう向き合えば良いのか、考えることがあります。
自分にとってデザインとは、如何に革1枚を
無駄なく使ってあげられるか ということに行き着きます。
良いデザインとは、素材を無駄なく使える型紙にあると考えます
革1枚をとっても、繊維の方向や部位によって適した部分
適さない部分を見極めなくてはいけません。
素材の部位、質を見極め、適材適所で素材を厳選し
一つ一つのパーツを切り出してゆく。
そうすることにより、当然、端材(余る部分)も出てきます
この余りの部分も使い切ることが
無駄をなくし、素材に対しての敬意を払うことなのだと。
名刺入れREGALO
MLSでも、販売していただいております名刺入れREGALOですが
パーツを切り出す時に出る端材はほとんど出ません。
左右の三角のパーツはキーホルダーに
下の細いものは、芯材としてなくてはならないパーツとなります。
最良のデザイン=素材を無駄なく使い切るデザインを生み出す
リュテスでは
素材を生かしたものづくりをコンセプトに
最良のデザインを生み出すことで
革という素材に向き合います。

高橋 秀行
HIDEYUKI TAKAHASHI
LUTÈCE / 手縫い革職人
1975年 群馬県生まれ
2000年 「LUTÈCE」スタート
古くからの技術を独自で学び
オリジナルデザインにて再現
素材を生かした温かみのある物作りを行なっている
デザインとは、問題を見つけると同時にそれらを解決するものだ。
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