高橋 秀行

HIDEYUKI TAKAHASHI
LUTÈCE / 手縫い革職人

1975年 群馬県生まれ
2000年 「LUTÈCE」スタート

古くからの技術を独自で学び
オリジナルデザインにて再現
素材を生かした温かみのある物作りを行なっている

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手縫いと仕立て

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ー手縫いと仕立てー



手縫いのイメージって

どんなものなのでしょうか



・糸が太い

・とにかく丈夫

・温かみを感じる



等々  イメージとしては

手作りという印象が強く

クラフト感を感じるものが

多いかと思います




昨今では、クラフト的な枠を超え

芸術品のような作品を生み出す職人さんも

世界中に数多く居られます




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ーサドルステッチー




革を手縫いするためには

まず、革に穴を開け

2本の糸を8の字を描くように

縫い進める、サドルステッチという技法が

一般的なものとなります


革に穴を開けるには

目打ちという道具を使います



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目打ちには刃の間隔の広いもの 狭いものと

コンマ数ミリ単位で種類があり

そのコンマ数ミリの差で

縫い目の仕上がりに差が生まれます


細かい目で縫えば

エレガントなイメージになったり

幅の大きな目であれば

クラフト感の強いイメージになったり

その際に使う糸の太さや

縫い沈める際の力加減や

締め具合により

また、大きな差が生まれます


この辺のこだわりは

職人さんごとに

独自のこだわりがあり

数十通り 数百通りもの縫い方があります







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そして リュテスがこだわる縫い目は

「3mm幅」の縫い目です

細かすぎず 大きすぎず

あらゆる小物に対応可能で

"手縫いならではの温かみ"も感じる

ちょうど良い

ベーシックな印象の縫い目を採用しております



使用する糸も

太すぎず 細すぎず

細身ではありながら

ワックス加工がしっかりしていて

強度の優れたau chinois(France) 

Yue Fung(Hong Kong)などのリネン糸を



また 製作する物により

橋印(日本)ラミー糸も使用します


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ー手縫いの強度ー




手縫いだからといって

決して丈夫ではありません


強度のある麻糸でも

革素材と比較すれば大きな差があります


いわば縫い糸は消耗品であり

長年にわたり使用すれば

必ず糸は切れて メンテナンス必須となります


しかしこの問題は ある程度は仕立てにより解決します


糸切れを意識した仕立てとは

使用時に糸が干渉しない仕立てです


できる限りの"余分"を排除

素材の特性を生かし 

折り曲げることで箱型を組み立て

機能的に仕上げた名刺入れ



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摩擦が想定される部分には縫い目を入れず

10 20年とメンテナンスフリーな作りに仕上げました

2005年の発売以来 6,000個以上の販売実績がありますが

修理のご依頼が1件もなく 

現在も選ばれ続けている1番人気の名刺入れです





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手縫い技法は本当に奥が深く

20年近く向きあっていても

新たにワクワクするような発見があります



ーどうのような"意図"を持って製品が作られているのかー



革製品選びの一つの見方として

取り入れていただければ幸いです




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名刺入れ

LU-CC-02




リュテスホームページ

https://www.atelierlutece.net




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  • 小ロットから対応できる、革を使った贈呈品・OEM製作サービス
  • 天然本藍染革「SUKUMO Leather」を、贅沢に使用したラウンド・ジップ・ウォレット。
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