ソール交換でカラーを
変えてみたら
「靴」の印象が変った?
![IMG_4102.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/IMG_4102.jpg)
![IMG_4090.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/IMG_4090.jpg)
「ソール交換の修理」でお客様から
スニーカーが届きました。
靴箱を開けて、履いた状態を確認して
大切に履いてもらったなぁ〜
とか
気に入って履いてもらえてたかなぁ〜
とか
届いた靴を見ながら色々と想像する時間が
私としては一番楽しい瞬間です。
さて
修理に入る前に!
Bluestoneのアウトソールカラーは
「黒」と「白」2色
どちらか選んで交換が出来ます。
まずは
お客様に連絡をして選んでもらいました。
![unnamed.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/9d97c01e51dbc91e393ecb91894fae12e2e7f61d.jpg)
お客様が選ばれたソールカラーは
「黒」
修理依頼の時期が9月!!
これから秋冬に向かう事を考えると
いい感じのセレクトだと思います。
職人さんの気持ちが伝わる
丁寧な修理
↓
![修理前.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/3b0b3d2089851d11702cb111d29f507a6f5875a0.jpg)
画像が修理依頼のあったBluestoneスニーカー
踵部の減り方を見たら
かなり履いていただいた印象ですね〜
しかし
ダメージ感が出た天然本藍染革の雰囲気は
「革」とは思えない独特の色落ち感が
カッコいいですね!!
![修理Bluestone-オールソール-008.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/61ef31e37ee9d2bd18983f89de483788514a6cfc.jpg)
底面を見てください!
かなりの踵減りでも底面に「穴」が
開く事はありません。
また、全体的にはまだまだ使えそうに
感じるのは、Bluestoneソールの
強度を考えた
ソールの内側設計
と
ラバーの厚み
などが関係しているんです!!
それでは
いよいよ修理のスタートです。
まずは中敷きを丁寧に剥がしていきます。
↓
![修理Bluestone-オールソール-007.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/9d77d10aea7eddf19fcaf787617c06ba141121ce.jpg)
次に
ソールを取る為に
サイド縫いされたミシン糸を
表革にダメージをかけないよう
丁寧に1針ずつ取っていきます。
↓
![修理Bluestone-オールソール-013.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/e36b7d74f9fdf57e3f542817093af10c13e58563.jpg)
ソールのサイド縫いの糸が取れたら
「ラスト/木型」を靴の中に入れて
ソール交換が出来るように準備します。
↓
![修理Bluestone-オールソール-014.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/4d23bd270be3978fac98355cd591c42dae25f40f.jpg)
準備工程の最後にはソールが貼って
あったサイド部分の色落ちを
ワセリンと革裏面
を使いながら丁寧に補色します。
![修理Bluestone-オールソール-018.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/980a863eee60d1b71f865661bc3d2b30454ee3af.jpg)
この一見必要なさそうな工程が
完成した時の
見栄えを良くするんです。
Bluestone sneakers
こだわりの
「コルク」と「竹シャンク」交換
古くなったコルクと竹シャンクを丁寧に取り
つま先から練りコルクを全体に伸ばしながら
底面の形を整えます。
↓
![修理Bluestone-オールソール-019.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/af5c48a73430f9f473e461d931150d08216e6404.jpg)
![修理Bluestone-オールソール-022.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/0821a9c275201a400743ca1d2355e2d5600e3124.jpg)
いよいよ「本底/アウトソール」を貼って
いきますが、その前にソール内側面と
本体底面に接着剤を塗り
一度乾燥させ後
↓
もう一度暖めてから
ソールと本体を貼り合わせていきます。
↓
![修理Bluestone-オールソール-023.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/e96890fb8b7cf2d0eea903b1be36b9f3a2d98251.jpg)
リペアできるように考えられた
Bluestone独自の製法
いよいよ完成間近になりましたが
Bluestone sneakersの特徴でもある
サイドマッケイ製法!!
といっても製法としては一般的な製法で
ソールサイドの接着面が屈曲で剥がれない為に
ミシンで縫いますが、Bluestoneではサイドの
接着面を最小限に抑えることで
アッパー(靴表面)とソールを縫い合わせても
表革への負担を減らして
リペアする事を可能にしました。
その為
ソールのサイド部分が少し浮いた状態になり
つま先と踵のカーブ部分は特に難しく
職人さんが指でシワを調整しながら
縫い合わせています。
これも1足ずつ丁寧に手作りされている
からこそ出来る技で大量生産では
難しい工程なのです。
![修理Bluestone-オールソール-026.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/c6ccbed0dcd3ed53c93edb5c145ab4d24237cefa.jpg)
サイドマッケーミシン縫いが完成したら
「中敷き」を丁寧に貼っていきます。
↓
![修理Bluestone-オールソール-032.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/49f9ea57f214ab50c116f78d24a5b6c76bac15d5.jpg)
最後にブランドの顔でもある
「ラバーパッチ」を貼って完成です。
↓
![修理Bluestone-オールソール-033.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/1551d50e1c95754027b60693de4fd35a58908e3b.jpg)
![修理完成.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/0dfff551c23a685e39d0c57e89b34bc41884074c.jpg)
Bluestone shoe Cream
を使って最終仕上げ!
ソールを貼り替えた事と色を変えた事で
雰囲気がずいぶん変わったように
感じませんか?
![IMG_4087.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/IMG_4087.jpg)
サイドから見てもこの美しさ!!
違う靴を購入した感じ??
![IMG_4086.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/IMG_4086.jpg)
履き続けた事でつくりだされた「アタリ感」
このままでもカッコいい!!のですが
今回は「Bluestone専用靴クリーム」で
つま先を部分を中心に全体を仕上げます。
![IMG_4092.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/IMG_4092.jpg)
履いていると見えない紐下の「ベロ部分」
実は
つま先と同じぐらいアタリ感があります。
しっかりと補色をしていきます。
↓
![IMG_4100.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/IMG_4100.jpg)
どうでしょう?
↓
右が「仕上げ前」で 左が「仕上げ後」
少し濃くなったように見えますが
靴クリームが浸透し馴染んでてくれば
少し薄くなるのでご心配なく。。。
![IMG_4097.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/IMG_4097.jpg)
靴紐を取り替えて完成です。
↓
![IMG_4101.jpg](/blog/koichi-akari/uploads/IMG_4101.jpg)
いかがでしたか?
長く履いていただく為のソール交換ですが
ソールカラーを変えることで印象が変わり
「新しい靴」
を買った気分になりませんか?
Bluestoneでは修理も職人さんが
丁寧に行いますのでお履きになって
気になる事や修理のご相談など
ございましたらご連絡ください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました。
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