深澤 昌弘

MASAHIRO FUKAZAWA
レザーリペア職人

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靴のメンテナンス

第5話

革には栄養と共に油が必要です。

油が抜けると革がパサパサになりヒビ割れに繋がります。

油は放っておいても少しずつ気化して抜けていきますが、特に水分が蒸発する時に一緒に抜けてしまいます。

なので革は水に弱いと思われがちですが、実際にはケアをすればさほど怖くないです。

(革地屋のクリーニングは水洗いです)


水分は雨だけではありません。靴はすごく汗を吸っています。雨ほどではないですが、その汗が蒸発するときにも大事な油もやはり道連れです。

そこで潤いを保つために雨の後だけでなく定期的な靴磨きが必要なのです。靴クリームの中には簡単に言うと、栄養と油と光らせるためのロウが入っております。ただ光らせるためだけの磨きではないのです。


磨きの順序にそってポイントを紹介します。


①ホコリを馬毛ブラシではらう。

    汚れはクリーナーを布に付けて拭き取る。

*クリーナーはメーカーによって特徴がありますが、それはクリームに違いがあるからです。使うメーカーを統一するか、いくつかのメーカーのクリームを使うようでしたら、クリーナーは日本の「コロンブス」というメーカーの「レザリアン」という商品が手頃で使い勝手がいいと思います。


②クリームを塗る

*クリーム内の全ての成分を靴に塗るには、できればブラシを使いたいです。布を使うと油や栄養が布に染み込んでしまいます。また、細かい部分にまでクリームを塗り込むこともできるからです。

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③ブラッシング

豚毛ブラシで付き過ぎた余計なクリームをとり、均一に伸ばすためにブラッシングします。

*以前書いた日頃のメンテナンスで「3〜4回履いたら1回磨き、その間は帰宅してホコリをはらうだけ」としましたが、ホコリはらいの後でこのブラシでササっとブラッシングするだけでも結構光ります。付き過ぎた余計なクリームはブラシに付いているからです。


④乾拭き

布で乾拭きするとさらに光ります。また、パンツの裾に汚れが付きにくくなります。



また別の機会にクリームやクリーナーなどの特徴も書きたいと思います。



メンテナンス・クリーニング・補色・修理 等 お気軽にご相談くださいませ。



革地屋

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