コバ処理の様子。
上の画像は接着後、実寸での裁断直後。
スタート時点である程度綺麗なコバでないと磨きの工程数が増えたり、仕上がりに影響が出てしまいます。
コバ処理は磨き始める前段階から既に始まっていると言えますね。
こちらが面取り(コバのエッジを落とす事)とヤスリがけ後、染料を入れた状態です。
この状態を見ると綺麗な仕上がりまでには程遠い様に感じますね...。
そしてこちらが最終的に磨き上がったコバです。
ヤスリがけ→磨き→捻引き→ヤスリがけ→磨き→ロウ入れ→ヤスリがけ....
という工程を何度か繰り返し、美しく丈夫なコバへと仕上げていきます。
たまに「コバの磨きは何回繰り返しますか?」という質問を頂く事がありますが、素材や仕立てによってまちまちです。
決まった回数で仕上げるというより仕上がるまで繰り返すという具合ですね。
Crevaleathcoでは、上記の様な染料による磨きの他に、顔料による「塗りコバ」や革を折り返して断面を見せない「ヘリ返し」等、様々な仕立てを駆使してモノづくりをしています。
アイテムや素材の特性を最大限に活かす仕立て。毎日が研究です。
View Comment
0