レザー商品の"シワ"って伸ばすことできるの?

レザー商品は使い方や普段のお手入れ方法によって、経年変化と同時に使い人の"くせ"が現れます。日常的に財布をお尻のポケットに入れている場合は、コインの跡やカードポケットの段差が表面に出てしまったり・・・。また、レザーバッグをしまい込んでいたら、知らないうちに折りジワができてしまっていたり・・・。誰しも一度はそのような経験をしたことがあると思います。では、レザー商品に深くついてしまったシワは直せるのでしょうか?

レザーシューズであれば、シューズキーパーでテンションかけて表面を保湿しながらケアすることで、自然乾燥後に程よく伸びる場合もありますレザーバッグの場合は、ドライヤーで10〜15センチくらい離して熱風を30〜60秒くらい当てて、程よく温まった状態で手で優しくシワを引っぱり伸ばしてみましょう。ですが多くの場合は元どおりに直すことに関しては限界があります。それでも治らないしつこいシワや、レザー財布などの小さなアイテムの場合は"レザー商品にアイロンがけをする"という裏技があることをご存知でしょうか?

まず、温度はシルクと同じ90〜100度前後の低温で、必ず厚手の布などを用いてから慎重にドライアイロンを行います。その際、事前に強く絞った布などで綺麗に汚れを拭き取り、十分に自然乾燥させてから進めてください。また染料を用いた手染めレザー商品の一部が温度によって色が変化してしまうものもあります。さらに顔料使用の商品は、熱で剥がれ落ちるなどの原因にもなりますので、まず目立たない所でじっくりとチェックしてから慎重に行ってください。

そもそもドライアイロンができる素材かどうかも確認が必要です。エナメル樹脂コーティングなど特殊な素材は、当然熱で樹脂が溶けてしまいます。 逆にダメージを広げることになりますのでお止めください。スエードなどの起毛素材も、熱処理によって光沢感が変わったり、毛が寝てしまう可能性もあります。

レザー商品のセルフケアは一般的には難しいため、不安をお持ちの方は、プロにお任せすることが最良です!トライする勇気がある方は一度トライしてみてはいかがですか。

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