靴に関する用語集

かっこよく靴を履きこなすうえで欠かせないのが「靴のディテールにこだわること」です。
靴にはそれぞれ特徴がありますが、オシャレ上級者向けの靴ほど、初心者では気づかないディテールにまで気を配って、つくられているものです。
でも、メーカーや職人がどれだけこだわってつくった靴のディテールも、履く人がわからなければ魅力が台無しになってしまうこともあります。
靴を選ぶだけでなく、靴に選ばれるカッコいい大人の男になるために、靴の部位に関する用語をいくつか覚えておきましょう!

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アッパー

靴の甲の部分、靴底を除いた部分を指す名称です。アッパーは"靴の顔"と言ってもいい部分で、アッパーのデザインや高さ、使われている素材によって靴の印象は大きく異なります。革靴で言えばこの部分のデザインの違いによって、ストレートチップ、プレーントゥ、ローファーなどと名称が異なります。

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ソール

靴底の名称です。ソールは床面に接地するアウトソールと靴内部のインソールに分かれます。アウトソールはレザーや合成樹脂などの素材の違いだけでなく、くさび形のウェッジソールなどデザインもさまざまなものがあります。インソールは「中底」と呼ばれることもあります。

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トゥ

靴の甲先やつま先の部分。トゥのデザインや形状によって靴の印象は異なります。革靴のタイプとして有名なプレーントゥはつま先部分に飾りがなく、シンプルなデザインのものを指します。トゥの形状もさまざまで、角型になっているものをスクエア・トゥ、丸いものをラウンド・トゥ、開いたものをオープン・トゥ、尖ったものをポインテッド・トゥなどと呼びます。

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トップライン

靴の履き口の名称です。トップラインの形はどれも同じように思うかもしれませんが、広めにつくられているスリッポンや狭いアンクル・ブーツなど、いろいろな形があります。トップラインの高さも靴にとっては大切な要素で、くるぶしより上に履き口があるものを長靴、下にあるものを短靴と呼ぶので覚えておきましょう。

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ヒール

靴の踵(かかと)部分をヒールと呼びます。男性用の靴もヒールの高さは多種多様で、ヒールが全くないものだと踵に体重が集中しやすくなるので、疲労の原因になると言われています。ヒールにはデザインの要素もありますが、ヒールに高さがあることで地面を蹴りやすくなり、快適な歩行にも繋がっているのです。

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ベロ(タン)

靴の甲にある泥除けの機能を果たす部分をベロやタン、または舌革と呼びます。ベロには泥除けのほかにも、足と靴をフィットさせるための役割があると言われています。

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チップ

靴のつま先にある飾り片のこと。ストレートチップ、ウイングチップ、ユーチップなどの靴の種類があります。それぞれを簡単に説明すると、つま先に一文字の縫い目が入っているもの、曲線の縫い目が入っているもの、U字型のステッチが入ったものを指します。

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タッセル

靴の甲または革ひもの先端につけられる房飾りの名称。タッセルのある靴をタッセル・シューズと呼び、スリッポンとローファーがその代表格です。そのため、タッセル・スリッポン、タッセル・ローファーと呼ばれることもあります。

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