お手入れ用ブラシ4選

皮革製品のお手入れには欠かすことのできない、ブラシ。皆様利用していますか?
正しい使い方をすると、それだけでも皮を綺麗に保つことができます。便利な皮革専用ブラシをご紹介します。

お手入れの基本、馬毛のブラシ

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皮革製品用のブラシと言っても、実は種類があります。まずご紹介するのは、皮革製品のお手入れの基本、馬毛のブラシ。主な使用方法は、皮革製品のほこり落としです。例えばバッグのハンドルの付け根、財布の小銭入れの蓋の隙間など。ほこりがたまっていませんか? もちろんそれ以外にも、皮革は思っている以上に細かい凹凸があります。そういった部分の細かい塵やほこりを落とさずに、お手入れ用のクリームを上から塗ると、汚れを塗り込んでいるような状態になってしまいます。また、細かい埃が残っていると、そこに湿気がたまりカビの原因になったりもします。
ブラッシングをすると革に傷がつくのでは?と疑問に思う方もいるでしょうが、通常馬毛のブラシによるブラッシングで革に傷がつくということはありません。毎日の習慣にしたいところ。おススメの馬毛のブラシは、「M.Mowbray」と老舗ブラシメーカー「平野ブラシ」がコラボして作った『HIRANOブラシ』。持ち手のRが非常に持ちやすく、馬毛とはいえ十分なコシもあり、バッグ・財布用、靴用とアイテムによって使い分けが可能です。一度はつかっていただきたい逸品です。

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靴のお手入れには、豚毛のブラシ

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馬毛のブラシは、皮革製品全般のほこり落としに使えます。ただ、靴に関しては豚毛のブラシが、馬毛のブラシ以上に威力を発揮いたします。そもそも、馬毛と豚毛、何が違うのかというと、毛の硬さが違います。触り比べていただくと、すぐにわかるのですが、豚毛のブラシの方が明らかに固いです。
豚毛のブラシの使い方は、靴クリームを塗布した後に靴をブラッシングします。靴クリームを塗った後、乾拭きの前に豚毛のブラシで全体をしっかりブラッシングしてください。そうすることで、余分に塗ってしまった靴クリームを除去し、全体にまんべんなく靴クリームを行きわたらせることができます。実はこの過程が重要で、靴クリームは主に水と油とワックス(蝋)で出来ていて、靴クリームでツヤが出るのは、革の表面の細かな凹凸をワックスが埋めてくれるからなのです。ワックスの量にむらがあると、当然つやにもむらが出来てしまいますよね。そういった事を防ぐため、靴クリームを塗った後、豚毛のブラシでしっかりとブラッシングすることをおススメ致します。こちらもおススメは豚毛の『HIRANOブラシ』。馬毛と同様、非常に持ちやすい形状になっており、扱いやすくなっています。こちらは、黒の靴用、茶系の靴用、無色の靴用と3本の使い分けがオススメです。

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その他のブラシ

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スエードを含めた起毛素材には固いブラシがおススメです。鞄や靴など長く使うと部分的にスエードがテカってしまうなんてことありませんか?
これは、せっかくの起毛されている毛が潰れてしまっているのです。ですから、硬いブラシでしっかり、毛を起こしてあげる必要があります。起毛素材にはR&Dの『真鍮入りツイストワイヤーブラシ』がおススメです。また、乾拭きの代わりにも十分使える柔らかさを持った山羊毛のブラシ、こちらは鏡面に仕上げた靴の仕上げや、エキゾチックレザーを含めたデリケートな皮革のバッグの仕上げに使うややマニアックなタイプになります。その肌触りは、まさに極上です。こちらは老舗のブラシメーカー『江戸屋の山羊毛靴ブラシ』に憧れの的でしたが、現在では製造中止になっており、R&Dの『プロゴードブラシ』がそれに変わって人気です。

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さいごに

皮革専用ブラシといっても、用途によってブラシを使い分けることが重要です。しかし、基本は馬毛のブラシで、毎日のブラッシング!これがとても大切です。ぜひまずは、馬毛のブラシを一本用意して、日々のお手入れを心がけてくださいね!

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