財布の"脱・平成"はお済みですか? Men's Leather Magazine厳選、令和元年ベストバイ6

いよいよ幕を上げた「令和」の新時代。新しい時代は、新しい財布から――。今まさに読者の方のなかにも財布の買い替えを検討している人も多いのではないでしょうか? とはいうものの、いざ百貨店やセレクトショップの財布売り場を眺めてみても、そこにはどこかで誰かが使っていそうなものばかり......。「せっかく買い替えるなら、自分だけのこだわりを感じさせるようなオンリーワンの財布が欲しい!」というのが人の性というもの。そこで今回は『Men's Leather Magazine』が、数ある革財布のなかから今が買いのアイテムを厳選セレクト。新時代の"パートナー"選びの参考にしてみてください。


(1)Creavaleathco アニリン染めコードバン コンパクトマルチウォレット

Creavaleathco

「ちょっとした買い物は電子マネー。でも最低限の現金やカードは持ち歩きたい」......という人への最有力候補がこちら。コンパクトながら革財布を持つ喜びを十二分に堪能できる「Creavaleathco アニリン染めコードバン コンパクトマルチウォレット」。「札ばさみ」、「小銭入れ」、「カードポケット×3」という財布としての基本機能を備えたボディは、ヨコ103mm×タテ87mm(×マチ6mm)と、一見パスケースと見間違えるほどの極小サイズ。そして、このサイズ以上に主張するのがアニリン染めの施された高級感あふれる外装コードバン。"アニリン染め"とは天然植物から抽出した染色剤を用いて革に着色する特別な技法のこと。「アニリン染めコードバン コンパクトマルチウォレット」では数あるアニリン染めのなかでも世界最高峰のコードバン染色工房・レーデルオガワによる高級皮革「アニリン染めコードバン」を使用するというこだわり様なのです。もちろん、こだわりはこの他にも。財布全体でお札を挟むライニングの札ばさみには、オイルをたっぷり染み込ませた国産牛革の「プルアップレザー」をチョイス。「アニリン染めコードバン コンパクトマルチウォレット」ではこれらの極上素材を、職人によるハンドステッチにより縫合。しなやかさと耐久性をもたらすと同時に、持つ人だけが味わえるエイジングの楽しみも存分に味合わせてくれます。


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(2)Lutece コンパクトウォレット

Lutece コンパクトウォレット

「長財布に負けないくらいの存在感がある二つ折り財布が欲しい!」......という人には、格調高いマットな外装とミニマル感あるれる機能美を小ぶりなボディに集約した二つ折り財布「Lutece コンパクトウォレットはいかが?コンパクトなボディも去ることながら、まず目を引くのが毛羽立ち感のある独特な外装のテクスチャー。これは「プエプロレザー」と呼ばれる革で、イタリア・フィレンツェのバダラッシカルロ社が1000年以上の歴史を持つバケッタ製法を現代によみがえらせることで実現したもの。和紙のような独特の質感は使いつづけることで徐々に起毛が寝ていき、3か月ほどでつるつるに。購入直後とはまったく違う表情が変わっていくという密かな楽しみも味わえます。一方、内装には滑らかな質感が特長の「ミネルバ・スパシオ」を採用。じっくりと時間をかけて色を定着せた革は、使い込むほどに経年変化を楽しめます。収納は札ばさみと小銭入れ、カードポケット。カードポケットは1か所に複数のカードを収納できるギミックが凝らされており、キャッシュカード、クレジットカードなどメインカードをを持ち歩くのには十分足りるもの。
レザーが持つフェテッシュな魅力が味わえる「オモテの顔」と、ツールとしての機能美を楽しめる「ウラの顔」――。財布が持つ2つの表情を存分に楽しみたいなら「Lutece コンパクトウォレット」で決まりでしょう。


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(3)Dearest カブセ束入れ

Dearest カブセ束入れ

「コンパクトな財布が欲しいけど、二つ折りはちょっと」......という人には長財布のスタイルと機能はできるだけそのままに、とことん薄さを追求した「Dearest カブセ束入れ」がおすすめ。通常の長財布と比べて軽くひと回りは小ぶりなサイズ感は、「1万円札を折らずに収める」ために逆算してデザインされたもの。ラウンドファスナータイプと比べると、同じ長財布とは思えないほどのコンパクトさ。しかし、この「Dearest カブセ束入れ」小さいからと侮るなかれ。札入れには収納量に応じてジャストな厚さをキープする風琴マチを採用することで十分な収納性を確保。さらに、6個のカードポケット、背面にはYKKエクセラファスナーを用いた小銭入れなど必要な機能を網羅。いわば機能美をとことん追求した長財布の進化形とも呼べるものなのです。もちろん、こだわりは機能性だけではありません。外装にはイタリア・フィレンツェのバダロッシカルロ社が古代のタンニン鞣し製法を再現することで誕生したシボ革である「ミネルバ・ボックス」を採用。牛脂を含んだオイルをじっくりと染み込ませることによって、使い込むほど変わる表情があなたを楽しませてくれます。長財布なのにコンパクト、シンプルなのに多機能――これまでありそうでなかった長財布の新機軸「Dearest カブセ束入れ」は、新時代の幕開けにふさわしい革財布と言えるでしょう。


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(4)camonde長財布(黒桟革)

camonde長財布(黒桟革)

見た目、使い勝手......数ある財布選びのポイントのなかで忘れてはいけないのが「革の触り心地」。革財布の醍醐味は、触れるたびに官能の琴線を刺激する質感<テクスチャー>である......という主張に異論を唱える人は少ないはず。革を鞣し、加工することで現われる"シボ"、そのオンリーワンな個性は合成素材などでは味わえない特別なものです。そんな革財布らしいシボをとことん楽しみたい人におすすめなのが、モードの本場パリで研鑽を積んだデザイナー・林運了によるブランド「camonde」の「長財布(黒桟革)」。特徴は光の強さや角度によってさまざまに表情を変える美しいシボ。"革の黒ダイヤ"とも形容されるこの独特な「黒桟革」のテクスチャーは伝統の手揉みで生み出される微細なシボの突起部分に本漆を何度も染み込ませることで生まれる唯一無二もの。これは姫路に古くから伝わる"白鞣し"という技法によるもので、かつて戦国時代において大将クラスの甲冑に用いられたという由緒正しい革です。そんな漆黒の外装とコントラストを成すのが、金色のジャガードが目にも鮮やかな美麗な内装。札入れ、マルチスペース、そして12のカードポケットが整然と並ぶその姿は、蒔絵細工を思わせる艶やかさ。繊細さと力強さを絶妙なバランスで調和する「camonde長財布(黒桟革)」は、持つ人に革財布を持つ楽しさを再認識させてくれるはずです。


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(5)Bluestone スクモレザー ラウンドジップ長財布

Bluestone スクモレザー ラウンドジップ長財布

「せっかく財布を新調するのだから、人と違うは違う個性をアピールしたい」とは誰もが思うもの。でも単に"目立つだけ"の財布はデザインが個性的過ぎて、ちょっと手が出しにくいというお悩みも......。そこで『Men's Leather Magazine』がおすすめするのが、ビビッドながらもインテリジェンスがにじむ「青」がひと際目を引く「スクモレザー ラウンドジップ長財布」。名前にも冠された「スクモ」とは、藍の葉を発酵・熟成させることでできる染料のこと。数世紀にわたり受け継がれる天然染料と、京都・染め師の匠の技が出会うことにより、化学染料では出すことが難しい透明感がありながら深みのあるオンリーワンの青を生み出すことに成功しました。そしてこの藍で染め上げる革にはしなやかさと耐久性を併せ持つヌバックゴート革をセレクト。しかも、本品ではあえてヌバックゴート革の「裏地」を使用しているため、使い込むほどに増すツヤが楽しめます。もちろん、ラウンドファスナータイプだから使い勝手も◎。青革を引き立てる黒銀ファスナーをぐるりと開けば、たっぷり4か所の札入れをはじめ、ファスナー付き小銭入れ、十分なカードポケット、フリーポケットなど収納が満載。スクモが醸し出す鮮やかなブルーと、ラウンドジップの重厚な存在感を絶妙なバランスで両立した稀有な革財布と言えるでしょう。


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(6)LE'SAC エレファント ラウンドジップ長財布

LE'SAC エレファント ラウンドジップ長財布

牛、馬、ヒツジ......財布の素材に用いられる革の種類は数あれど、まず滅多にお目にかかれない"象革"で作られたものが、この「LE'SAC エレファント ラウンドジップ長財布」です。ワシントン条約で国際的に規制されている象革ですが、アフリカのジンバブエでは生体保護のプロセスでごく少量が流通。日本国内ではほとんど入手が不可能とも言われるこれらの希少な象革を日本で再度鞣すことで生み出される「オイルエレファントレザー」の風合いは、いかにも象らしい武骨さとベルベット調の繊細さを併せ持つのが特長。そんな「LE'SAC エレファント ラウンドジップ長財布」のもう1つ特長が、一般的なラウンドジップタイプよりもアタマ一つ大きいサイズ。タテが一般的なラウンドジップ財布より10〜15mmほど大きい115mmもあるため、たいていのスマートフォンならすっぽり収めることが可能。財布でありながら、クラッチバッグのようにも使えるすぐれものなのです。 一方、象革とのコントラストが際立つ牛側張りの内装には、3つの札入れ、ファスナー付き小銭入れ、たっぷり18個のカードポケット、2つのマルチポケットを装備するなど、まさに"エレファント"の名にふさわしい大容量。 象革が持つ唯一無二の質感と、クラッチバッグ並みの収納力――これら2つを兼ね備えた「LE'SAC エレファント ラウンドジップ長財布」はまさにエレファント級の財布と言える逸品です。


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