レザーショップ探訪記 銀座編(マドラス銀座旗艦店)

マドラス(madras)銀座旗艦店

銀座5丁目再開発計画に伴い大規模リモデルをした、三越銀座店の道路向かいにあるマドラス 銀座旗艦店に到着。ファッショントレンドを発信するこの一角に、チョコレートブラウンとホワイトのスタイリッシュなビル。2フロア構成で、1階の婦人靴を抜けて2階へ上がると約20坪の縦長のフロアにレザーシューズがずらりと並びます。

マドラス(madras)銀座旗艦店

マドラスのルーツは、1873年に岩田武七が創業した岩田商店ですが、しのぎを削る東京浅草から離れ独自に名古屋で創業しました。創業者の武七はパイオニア精神にあふれ、実は数々の業をなしている人物です。乗合バス事業や自動二輪車を手がける事業などです。グッドイヤーウェルトのマシンを日本で初導入したのもマドラスなんです。現在の日本の革靴マドラスといえば、イタリアの靴づくりの伝統を踏襲しつつ日本人の足に合わせた快適な履き心地が好評ですが、実際に多彩なラインナップを目の前にして美しいデザイン性に感銘を受けました。スタッフにお聞きするとマインドエイジを35歳としているとのことでしたので、仕事もプライベートも充実しON・OFF問わず様々なシーンでおしゃれを楽しめる方は、ぜひ足を運んでもらいたいです。お伺いした今年はちょうど90周年ということもあり、数量限定モデルも受付しておりました。

マドラス(madras)銀座旗艦店

マドラス(madras)銀座旗艦店

丁寧で親身にご相談にのってくださるスタッフさんの足元。実際にスーツとコーディネートされているイメージを撮らせていただきました。最高級カーフのアッパーは、イタリア有数のタナリーであるインカス社のものです。染料にてじっくりと手染めされている為、透明感がありながら美しく光っている表情です。手染めのムラ感がなんとも言えません。また、切替部分にはラインに沿って編み革のパイピングが入っていて素敵です。

マドラス(madras)銀座旗艦店

マドラス(madras)銀座旗艦店

マドラスでは日本人の足型データと特許を取得している3D採寸を用いてオリジナルの木型を製作し、自分だけのレザーシューズをつくってくれるマドラス・ オーダーメイド・シューズ・システム、MOSSを展開しています。5万円台のオーダーにも関わらず、ビスポーク並みのフィッティングが味わえる魅力的なサービスです。
また、レザースニーカーの展開も豊富なので一見価値ありです。カラーもカジュアルな装いにスタイリッシュに調和するようなオーソドックスな黒系・茶系から、足元を華やかに演出するような鮮やかなカラーもあります。

マドラス(madras)銀座旗艦店

マドラス 銀座旗艦店
住所:東京都中央区銀座5丁目8番5号 ニューギンザビル10号館 1階・2階(各フロア20坪)
TEL/FAX:03-3571-1200
営業時間:月曜日〜土曜日 10:30〜20:30
日曜日・祝祭日 10:00〜20:00

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