革の仕入れから仕上げまでの全て工程をこなす蔵前の職人

PRO-MENER(プロムネ)

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蔵前駅から徒歩2分のビルに到着。最近注目のPRO-MENER(プロムネ)である。ビル中央にある入口看板が目印です。階段を3階まで昇ると、そこにはアンティーク感あふれるミシンが迎えてくれる。PRO-MENERは、財布や小銭入れ、手帳、ポーチなど革製品を製造・販売している工房兼ショップです。ブランド名はフランス語で"散歩"の意味だそうです。当日はスタッフの方にお時間をいただいて目の前の素晴らしい作品を拝見させていただきました。PRO-MENERは池田耕平氏が2012年に立ち上げたブランドですが、この方は革の世界でいう"サンプル職人"なんです。サンプル職人は、いわゆるタンナーから革を仕入れてから仕上げるまでの工程を全て1人でできる人です。これは貴重なことで、革製品の製造は専門的な為、分業化が進んだ産業ですから、普通は全ての工程を行いません。ですから池田氏がカタチにしたい事はそのまま具現化されるという事。自分のヴィジョンをダイレクトに顧客に提供できるのですから、ものづくりは楽しいでしょうし、実際に作品を手に取るとその思いが伝わってくるのです。

PRO-MENER(プロムネ)

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PRO-MENERの作品は、革の良さとつくりの良さに安心感がありました。スタッフさんいわく、「代表は上質な革に出会わない限り、作りたいものがあっても作らない」というポリシーだそうです。また、作品を作る際は一般的な工程と異なった流れで作り上げるとお聞きしました。それは、一般的にデザイン決定後、販売価格を決め、マテリアルをセレクトしていくのですが、PRO-MENERの場合は、上質なマテリアルを選び、デザインを決め、価格を設定しているのです。これでは大量生産はできませんが、最高の数量限定モデルが仕上がるわけです。高品質で高価格であるということは、良いものを提供しているからの自信でしょう。実際に作品を手に取ると分かります。縫製やコバの仕上げも、もちろんマテリアルも、何一つ文句の付けようがありません。素晴らしい限りです。

PRO-MENER(プロムネ)

PRO-MENER(プロムネ)

PRO-MENERの作品で心惹かれた作品がありました。水染めコードバンのウォレットです。染めと仕上げを日本国内で行っているので繊細かつ最高の艶感です。もちろん、どの商品もPRO-MENERのクラフトマンとしてのプライドが随所に見て取れるものばかりですので、皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。

PRO-MENER(プロムネ)
住所:〒111-0051 東京都台東区蔵前4-20-12クラマエビル3B
TEL:03-5579-9210
FAX:03-5829-6858

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